2018.9.15 Vietnam HANOI その15 ~ ハロン湾観光 その2 ~
2018年 11月 18日
静かな水面に姿を現す大小約3000もの奇岩群が見所です。
<世界遺産 ハロン湾>の成り立ち
ベトナム北東部・クアンニン省にある景勝地・ハロン湾一帯は太古から中国南西部より続く石灰岩台地の一部で、この大地が沈降しさらに長い年月をかけて風雨と海水で侵食されことによって、数万年前に現在のような石灰岩が群がるカルスト地形ができました。
ハロンとは、ベトナム語で「龍が降り立った(ハ=下、ロン=龍)地」という意味です。
ハノイ市内にあるタンロン城跡は「タン=昇、ロン=龍」でしたね。
龍って東洋だと神だし、西洋だと悪魔の使いだし。
洋の東西でこれだけ扱いの真逆な生物(空想上だけど)も珍しい。
神になるか、悪魔になるかの境目は、バングラデシュ辺りらしい、という小説を昔読んだ記憶があります。
たしか高橋克彦の「龍の棺」だったかな。
SFなのか歴史ミステリーなのかジャンルはよくわからないけど、しかも超長編なんだけど、一気に読みました。
まぁ、20年前に一人でイタリアに行ったときに、成田で4時間のトランジットがあって、そのときのひまつぶしになるべく分厚い本を持っていこうと思って、図書館で借りてきた本だったけど。
今は全4巻ぐらいになっているけど、私が読んだ時は1冊だったから、かえって一気に読めたかも。
いかん、龍から話がそれた。
でも、興味ある方は読んでみてください。
私は「龍の棺:を読んで、モヘンジョ・ダロに行きたくなりました。(まだ行けてないけど)
もうひとつ、ハロン湾にまつわる伝説というのがありまして。
あ、ふたつか。
<伝説 その1>
昔、ハロン湾一帯を外敵が侵入してきた際に天から龍が降り立ち、山を打ち砕いて外敵を打ち破ったことによって奇岩群ができた。
<伝説 その2>
昔、ハロン湾一帯を外敵が侵入してきた際(ここまでは一緒)、山から龍の親子が降り立ち、口から宝珠を吐き出し外敵を打ち破った際にその吐き出した宝珠が奇岩群になった。
というものらしいですが、現地では「宝珠説」を支持している模様。
まぁそっちのほうがありがたみがありそうな気もする。
吐き出された宝珠(のなれのはて)が見えてきました。
毎日台風の心配と、ハロン湾にいけるか気をもんでいたので、晴れてとってもうれしい。
特にashuさんは、ハロン湾に行かなきゃハノイにくる意味がないぐらいに思っていたので、本当に晴れてよかった。
雨季だから曇っているかな、曇っていてもいいや、ぐらいに思っていたのに、まさかの青空で凪。
もう今年は宝くじあたらなくてもいいや。買ってないけど。
同じような船がたくさんいます。
ジャンク船という中国風の帆船を模しているとか。
1階はダイニングスペースで、2階は展望デッキになっています。
こんな景色がしばらく続きます。
有名なゴリラ岩が見えてきました。
ゴリラの横顔に似ているらしい。
見えなくもない。
そしてシャバーニ(名古屋は東山動物園のイケメンゴリラ)に似てなくもない。
沖縄本島の本部というところに、ゴリラチョップ(ゴリラがチョップしているような岩)というダイビングポイントがあるけど。
ゴリラの顔というのは侵食でできやすいのかしら。
なんかね、たくさんの船が集まってきてますが。
みなさんのお目当てはこちら。
闘鶏岩。
2羽の鶏が向かい合って戦っているように見える奇岩。
たぶんハロン湾で一番有名な奇岩じゃないでしょうか。
この位置からだと、チューしてるように見えます。
闘鶏はベトナムでは庶民の娯楽として定着してるので、チューより闘鶏なんだろうな。
あーいい位置なのに、右手から船接近中。
この船、私らの船の正面に横付けしやがった。
絶対中○人が乗っていると思われる。(個人的は偏見です。)
こちらの船は、小さいボートを引っ張っていました。
「正面にボートがいるなら、展望デッキに上がればいいじゃないの」
チューはしてなかったけど、見詰め合ってはいました。
こちらが展望デッキ。
晴れているので気持ちはいいですが、とにかく暑い。
ここに上がれば邪魔はされない。
あ、マストに邪魔された。
邪魔してた船。
せっかくお天気もいいので、記念撮影。
あー本当に気持ちがいい。
暑いのでいったん船の中に戻ります。
デザートのスイカがありました。
スイカ、マジうまい。
そしてまた外に出る。暑いのに。
湾の中だからかもしれないけど、水面が静かでありがたい。
本当に台風(23号)が行っちゃって、22号が来る前でよかったよ。
無事に帰れそうだし。←心の声。
この写真を一緒に働いている女性に見せたら、「えーどこがゴリラなんですかぁ?ゴリラって言うよりひよこですよねー」
うん、あなたとは意見も趣味も合わないからなんといってもらってもいいですよ。
ふたたび記念撮影。
そしてボートは続々とこの中に入っていきます。
それを撮ろうとするashuさんのレンズも入る。
この先に何があるんでしょう?
なんかね、ホントたくさんのボートがいる。
入ってきた方向を振り返る。
後からもたくさんのボートが来ます。
石灰岩が海水に浸食された跡。
あと数万年たったら、倒れるんじゃないか?
奇岩の間を進んでいきます。
遠くに水上生活の村があります。
ボートがひとつの場所に吸い込まれるように入っていきます。
これが香炉岩。
香炉に似ていることから名づけられました。
記念撮影。
こういう写真は私のほうが撮るのがうまいと思うんだけど。
香炉島(ティンフォン島)水面に浮かぶ香炉の形をしているところから名づけられました。
200,000VDN紙幣にも印刷されています。
お金を持ってみましたが、見えねーよ。
有名な岩なんで、みなさん近くを通過していきます。
天気がよくて、凪で本当に気持ちがいい。
それではこれより鍾乳洞の見学に行きます。
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by ashu_namy_season2
| 2018-11-18 11:10
| 2018.9 Vietnam